キューバ国立養蜂研究所長アドロフ博士の教え
私は、ブラジルでプロポリスに出会ってから、蜜蜂原塊とプロポリスを訪ねて南米各地を訪問しました。
1989~90年にかけてキューバを数回訪れました。それは現地の人々や医学・薬学関係者によると、社会主義国のキューバでは西洋医学や薬品が不足しがちなので、自然医学やプロポリスの研究が進んでいるとのことだったからです。
キューバでは日本からプロポリスの研究にやってきたというので、政府の要人が国立養蜂研究所のアドロフ博士を紹介してくれました。アドロフ博士は医学と薬学の権威であるとともに、国立養蜂研究所においては源塊の分析・原塊からのプロポリス抽出、プロポリスの分析、薬理効果などを研究しており、アドロフ博士はその責任者でした。
自然療法が進んだキューバにおいて、最も活用されているのがプロポリスでしたので、アドロフ博士にお聞きしたことは大変貴重な経験でした。原塊の形・色・味・臭・刺激など五感による判断手法、プロポリス抽出の原則、科学的分析、効果的な引用方法などを取得し、その後の弊社の基盤となりました。
特に原塊は、養蜂園の場所、蜂の集める新芽の種類・時期・天候・量などによって品質が変化するとともに、原塊の買い付けは化学分析して価値を決めることができない奥深い現地なので、五感による判断が最も重要です。
そしてこの五感による品質鑑定技術を会得した弊社が、日本への輸入の大半を扱っているのです。原塊の種類により日本での価格は何十倍もの差があります。当然プロポリス製品の含有成分や薬効には大きく差があることになります。