原塊はなにからつくられるのか

プロポリスの原材料である原塊は、ヨーロッパ・中国・ブラジル・オーストラリア・キューバなどで採れますが、日本蜜蜂は原塊を作りません。日本では、わずかな西洋蜜蜂を輸入して生産されています。

ハチミツやローヤルゼリーは蜜蜂が花から集めてきますが、原塊は新芽を噛みとり、足に絡めて持ち帰り、蜜蜂の唾液で巣箱に練り固めたものなのです。

ですからプロポリスの成人や人体への効果は、新芽の種類と蜜蜂の種類によって変わります。練り固めた原塊は抗菌作用や抗酸化作用によって外から細菌が入るのを防ぎ、外敵から身を守ってくれるのです。

研究結果の定説は、最も良質な原塊はブラジルのミナスジェライス州で作られるもので、新芽はハーブの一種であるアレクリン（アレクリンの名前も私がブラジルでつきとめ、日本に広めました）が多いのが特徴です。また、ユーカリからも良質な原塊が採れます。

生産される場所・時期・天候などに左右されて良質な原塊とそうでないものに区別されますが、その価格差は100倍にもなります。

だからこそプロポリスを飲用する際には、しっかりと見定める必要があるのです。